自分の力と勘違い?
私はあまり好んで使うことはありませんが、ホームページなどを作るときに、目的に合った写真を素材屋さんで購入することがあります。自分たちでは用意できない被写体をプロの技術で撮影した写真は、確かに素晴らしい。いくらかのお金を支払えば、その写真をすぐに使えるので便利は便利です。でも、そういった素材を集めて使うことに慣れすぎると、自分のやっていることが見えなくなってしまう懸念もあると思っています。
カッコいいモデルさんの写真を大きく使って載せたら、それはきっとカッコよく見えるし、美しい景色の写真を使えば美しい。もちろん写真を選ぶセンス、使い方のセンスはありますが、写真の力で見栄えがよくなっていることを忘れてしまう。逆の場合も同様で、デザインがよくないという指摘に対して「だって写真がイマイチだから…」なんて言い訳をする人もいます。素材が良ければ良い、わるければわるい。だとしたら、あなたがやっていることは何なの?と聞かれても仕方がありませんよね。材料がわるいなんて言う料理の先生はいませんし、選手がわるいなんて言うスポーツの監督もいません。素晴らしい材料が揃っていないと何もできないようだと、仕事は無くなってしまいそうです。
あなたは、料理を作るとき毎回良い材料を揃えていますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。