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クマに注意!

 

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 注意して!と言われたとき、具体的にどうすればよいのでしょうか?その先のことを相手に委ねている表現なので、人によって解釈や対応が異なってしまいます。

 

普通に考えれば「歩行者に注意」という看板を見たら、人が飛び出してくるかもしれないからスピードを落とそう、交差点では一旦止まろうなどの具体的な対策が思いつきます。でもそれは、知識や経験があるから出来ることです。

 

「落石注意」の場合はどうでしょう。大きな岩を指しているのか小石を指しているのか、その土地の事を知らないと分かりません。また、車を運転している人への呼びかけだったら、運転しながら上に注意を向けることは難しいですね。

 

知識や経験の度合いによっては、『1』伝えただけでは『10』まで考えられない場合があります。それは本人の努力が足りないわけではありません。

 

どう注意すれば良いかを事前に調べることもありますが、クマに出会ってしまったときの対処法を知っていても、いざ出会ってしまったときに知識の通りの対応はなかなかできません。経験がないためです。

 

では知識や経験がない人には、どのように伝えれば良いでしょうか? 私にとってはとても難しい課題です。まずは『5』まで理解してもらう方法だったら見つかるかもしれません。それでも難しいかな...

 

あなたは『伝える範囲』についてどう考えますか?

 

 

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*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

 

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