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お決まりですか?

 

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 私たちは『こうしたい』『ああしたい』が先行して、つい自分のペースでコミュニケーションをとってしまいます。私は営業の方と話す機会が多いのですが、自分の会社の魅力をひとしきり話して「ぜひ前向きにご検討ください!」と帰っていく人もいれば、こちらの状況や要望を聞いて私が話すペースに合わせていく人もいます。どちらが正しい、間違いということはありませんが、後者のほうがコミュニケーションをとりやすく感じます。

 

例えば何かを相手とやろうとなって方向性を決めるとき、外堀を埋めるように質問を投げかけていけば、短時間で条件や必要事項が整理できるでしょう。非常に合理的です。相手も自分のやろうとしていたことが具体的になって頭も整理できて言うこと無し。かのように見えます。しかし、相手がどう進めていこうと考えていたか?相手の性格は?相手の意向はすべて出ていたのか?まだ方向性を決める準備が出来ていなかったのでは?など、その場で考慮されていないことがパッと思いつくだけでもいくつか考えられます。

 

お店で販売に携わっていれば、その場で購入してもらうように促すのは当然ですし、オーダー品であれば時間と労力をかけずにお客さん内容を決めてもらい効率的にこなすことが成果になるかもしれません。でも、そこには相手のペースが抜けています。『呼吸を合わせる』なんて言いますが、自分のペースで進めることに慣れてしまうと、本当の意味で相手に満足してもらうことは出来ないのではないかと思います。

 

 

あなたは『呼吸を合わせる』についてどう思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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