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中吊り広告で景気を知る?

 

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 今、景気がいいかわるいか?新聞を読んでいる人や株取引をしている人は分かるかもしれませんが、それでも身近なところの景気はピンときません。私がたまに気にしているのは、電車の車内広告です。いろんな人が見るもので、気軽に出せる費用ではないので、車内広告を出すということはその会社や団体の現状を知るひとつの目安になるのではないかと思っています。

 

テレビCMや大きな看板はかなりの費用がかかるので、それが出来るのは大手企業ばかりです。雑誌広告はその雑誌の読者層に向けたものなので、ジャンルを問わず広く読んでいないと偏った情報になってしまいます。それに比べて車内広告は、世の中を知るのにちょうどいいもの。中吊り広告は一番高額な広告枠なので、そこに出している会社は元気なんだと分かります。例えば、いつ見てもたくさんの広告で埋まっている電車でも、よく見るとちがいがあります。埋まっている広告のほとんどが一般企業ではなく、電鉄会社のグループ企業の広告だったり、自治体の案内だったり。「最近は、一般企業があまり広告を出していないんだな(厳しいんだな)」と分かります。ある特定の業種が急にたくさん広告を出しはじめたら、業界全体が好調なんだと分かります。

 

実際、費用はピンキリなので簡単に広告を出せる会社や団体もあります。車内広告を出さない会社もたくさんありますし、不調だから広告を出しているのかもしれません。飲料メーカーなどは路線によって競合他社とバッティングしないように広告を出しているなんて話も聞くので、車内広告で正確な景気判断ができるわけではありませんが、身近に景気を知るひとつの手段として気にして見てみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに中吊り広告は、2020年の東京オリンピックに向けて徐々に廃止され、デジタルサイネージに変わるとか変わらないとか…寂しいです。

 

 

あなたが知っている『景気が分かる方法』は何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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