私の「ありがとうございます」はなぜダメ?
「ありがとうございます」の言い方。高級料亭でのソレと、八百屋さんでのソレとは声の調子や大きさ、言い方が異なりますよね。部活動などでは「あっしたー」なんて言ったり。使い分けている理由はどこにあるのでしょうか?
例をひとつ。やや価格が高めの洋服屋さん。居酒屋の雰囲気で「ありがとうございましたー!」と言ったら、言い方を直すよう厳しく注意されてしまった。言ったその子は、お客さんに気持ちよく帰ってもらうことが大切だと考え、気持ちを込めて伝えただけ。納得いかないその子は、なんで言い方が決まっているのか店長に尋ねると「そういうものだから!」と余計に怒られた。そういうもの?
私たちは、すべて理由が分かって何かをやっているわけではないし、すべて理由に基づいて行動しているわけでもありません。理由を知ることは大切です。私も当たり前のように「なんで?なんで?」と考える習慣がついてしまいました。しかし、理由が分からなくても、やること自体に意味がある場合もあります。部活動でジョギングするときの面白い掛け声なんかは、その掛け声になった理由を知ったからといって「もっと大きな声を出そう!」とはなりません。
「ありがとうございます」も、その場所でその言い方をする理由はあると思いますが、ときには理由の有る無しに関わらず行動してみるのはどうでしょうか?理由を聞く前にまずはやってみる。理由は後から自分自身で気付いたほうが良い場合もありますしね。
あなたは『理由を聞く前にまずやってみる』について、どう思いますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。