ズボンはパンツ。パンツはインナー？

　新しい言葉がどんどん増えていくのは自然なことですが、同じ意味なのに言い方が変わったりすると、歳をとればとるほど覚えるのが大変です。同じ意味なのにソフトではなくアプリという言葉を使うようになったりして、使い分けが難しいと感じる人もいるのではないでしょうか？ひと昔前まではミュージシャンと呼んでいたのが今ではアーティスト…。芸術家の人たちのこともアーティスト？

使い方は自由ですが、その言葉を使って何かを伝える場合は少し考えなくてはなりません。中高生向けのアパレルショップでパンツと言われたら、ズボンのことだと分かります。でも、年配向けの衣料品を販売しているお店で同じようにパンツと言われたら、下着のパンツを想像してしまうかもしれません。誰が見るかによって本当は言葉を選ばないといけないのですが、そうなっているかというと実際はそうでもありません。「老人ホームGRAND OPEN!!」？。

相手に合わせて言葉を選ぶ。あえて若者言葉や聞き慣れない言葉を使って中高年の目を引く場合もります。新聞や書籍、テレビやラジオなどは対象が広いので、メイン層に合わせた言葉選びになってしまうのも仕方がありません。分かりやすく誤解しないように伝えることが全てではありませんが、日本語は同じ意味でも様々な言い回しがある言葉なので、せっかくですから相手に合ったベストな言葉を探したいですね。

あなたが気になった『最近の言葉』は何かありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。