デザインのはてな

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マンガの初期の顔?

 

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 実家で時間を持て余していて、子供のときに買い揃えたマンガをつい一気読みしてしまいました。読み終えた後、ふと1巻を見て思います「キャラクターの顔が微妙にちがう…」。少年誌や単行本を1冊ずつ読んでいると気が付きにくいのですが、初期と後期をあらためて比べると分かります。私のブログもマンガを入れていますが、たった半年ちょっとでキャラクターの顔が大きく変わってしまいました。

 

漫画家が連載をスタートさせるまでには、何度も何度も同じキャラクターを描いているはずなのに変わっていってしまいます。キャラクターが固まるまで、画が落ち着くまでには、それだけ時間がかかるものだと感じるとともに、短時間で完成度の高いモノを作り上げるのはやっぱり難しいことだと痛感…。ただ私が時間がかかると感じたのは、ビジュアルの完成度だけではありません。それは『馴染む•定着する』までです。

 

「馴染むまで時間がかかるのは当たり前だろ!」と言われてしまいそうですね。でも私はちょっと見方を変えています。世の中に浸透しやすいモノもあれば、受け入れられるまで時間がかかるサービスもあります。そこにデザインの大きなヒントが隠れているような気がしています。作ることをゴールにしているなら別ですが、どんなモノでも作ったら定着していってほしいものです。定着するまで時間がかかるのは仕方がないことですが、その時間が長くなるか短くなるかは変えることができるかもしれません。短時間で完成度の高いモノが求められ、お客さんも作り手もフワフワした状態のまま、それをやめてまた新しいモノを作る…。時代と逆行しますが、時間をかけて定着させることにも目を向けていきたいと思っています。

 

 

あなたが『定着』するまで時間がかかると感じたモノはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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