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プールは水色、お風呂は色々?

 

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 もしかしたら例外があるかもしれませんが、大抵のプールは水色に塗られています。夏場の暑い日に冷たい水を求めてプールに行くので、清涼感のある水色を選ぶのも分かります。清潔なイメージもありますね。また、プールは毎日水を交換するわけにはいかないため、水の色の変化が確認しやすく水質を見極めやすいという理由もあるようです。だから水色。

 

一方で、旅館やホテルのお風呂の湯船には特定の色がありません。温まりたいなら、赤やオレンジなどの暖色系の色でもいいはずですし、温泉の効能をイメージさせるような黄色や乳白色、リラックス効果がありそうな緑でもいいはずですが、上記のどの色もあまり見かけません。材質が木や石で、素材の特性や雰囲気づくり、高級感があるなど理由はたくさんありそうですが、プールの考え方でいけば色があってもよさそうに思えます。

 

私たちの生活の中には、同じようなモノでも、一方には決まりや特定のイメージがあって、もう一方には無いことがあります。コーヒーはマグカップ、ワインはワイングラスですが、牛乳は特になし。制服がある学校があれば、私服OKの学校もあります。どちらもそうである理由はあると思いますが、面白いのは同じ考え方で決められていないところ。どちらか一方の考え方だけで両方を見ると、違和感を感じます。当たり前の話ですが、それぞれ異なる視点での考えがあると、プールの些細なきっかけであらためて認識しました。あっ、お金持ちの家のプールや子供用のビニールプールは水色じゃなかったですね。でも、これも考え方がちがうかな...。

 

 

あなたが知っている『一方は決まりがあって、もう一方は決まりが無い』ことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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