デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

食べたいけど残す?

 

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 ハンバーガーの美味しいソースが、包み紙の谷底へ…。平皿に残ったソースだって、食べたいと思っても、パンもスプーンも無ければ食べません。周囲の目やマナーを気にしているときだけではありません。食べたいけど、食べない。買いたいけど、買わない。やりたいけど、やらない。意思があっても行動に至らないのは人間ならではの特徴で、それをみんな知っていますが、たまにそれを忘れてしまうこともあります。

 

「どうして欲しいと思ってもらえないんだろう?」「買いたいと思ってもらえるほどの魅力が無いのかな?」。商品の売れ行きがわるいときなど、そんなふうに考えてしまいますが、もしかすると見当違いかもしれません。欲しいと思ってもらえていて、買いたいぐらいの魅力があるのけど買わない人もいるからです。商品自体の魅力はあるのだから、相手の懸念を払拭してあげればいい!と考えるのはどうでしょう。受け入れられずに悩んでいる人に話を聞くと、自分たちのモノやサービスのどこがわるいのか聞かれることが多いです。でも、そのほとんどは良いモノや素晴らしいサービス。何に引っかかって購入を断念しているかを知るのはとても難しいことですが、買いたいけど買わないとしたらどんなケースが考えられるかを想像すると、解決の糸口が見つかるかもしれません。

 

 

あなたが、買いたい(買える)けど買わなかったのは、どんなときですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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今の自分を記録する?

 

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 久しぶりに会った友達から「お前変わったな~」と言われました。外見ではなく中身の話です。「昔はそんなところまで見てなかったよ」「考え方変わったね」。客観的に自分を見ているつもりで、自分の具体的な変化も分かっているつもりでしたが、出来ていないようです。自分を知ることは重要。今自分がどういうふうに考えていて、どう物事を捉えているかは、自身のデザインという仕事上必要不可欠。何が自分に足りなくて、どこを他の人たちにサポートしてもらわなければいけないかが分からないからです。

 

それを解決する方法として以前教えてもらったのが、今の自分を書き留めておくこと。できること、考えていること、やりたいこと、などを具体的に残しておくんです。そうすると、時間を置いてみかえしたときに「今はちょっとちがうな…」「ここは変わったかも…」と、気付くところがある。成長したのかな?変わったのかな?ある程度仕事をしていくと気になったりもします。自分を知ることは、モチベーションアップにも繫がりますが、自分がやることにも大きく影響してくるので、1年のはじまりに今の自分を書き留めておいてはいかがでしょうか?見返したときに、結構おもしろい発見がありますよ。

 

 

あなたは、昨年1年間でどこが変わりましたか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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みんなで楽しむ?

 

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 デザインは一種のコミュニケーションツール。だから、デザインする対象がどんなものでも、私は常にそのデザインを通してどんなコミュニケーションが生まれるか考えるようにしています。もちろん、理想通りにはなかなかなりませんし、意図したところとはちがってしまうこともあって日々勉強中の身ですが、仮に理想通りになったとしても、対象が限られている場合が多いんですよね。「○○な人たちにとっては便利」「△△な人は助かる」。ユニバーサルデザインなんて言葉がありますが、人を選ばないデザインには頭が上がりません。

 

世の中には素晴らしいコミュニケーションツールがたくさんありますが、私は年末にスポーツの持つ力にあらためて魅了されました。定期的にフットサルをやっていて、いつもは同じぐらいの年齢の人たちなんですが、年末はいろんな人が参加しました。女性も多く、下は7歳から上は58歳まで。経験者も日頃運動していない人も、スポーツが苦手な人もたくさんいました。そんな顔も知らない人が集まって一緒に楽しめる。文句のつけようがないコミュニケーションツールです。普段のデザインや企画で、自分たちの想いに賛同してくれる特定の人たちと何かを共有することはできます。でも、そんな人たちばかりではありません。みんないろんな考え方でいろんな想いを持っている。当たり前なことですが、自分がやっていることがまだまだ未熟であることを実感しました。

 

 

あなたは、魅力を感じたコミュニケーションツールは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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お願いするときだけ?

 

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 明けましておめでとうございます。皆さんはもう初詣には行きましたか?大晦日の夜に何時間も並んで参拝する人も、元旦の朝一番で参拝する人も。ちなみに私は、年が明けて家族で余裕を持って行けるタイミングで参拝しているので、今年はまだ行っていません。家族の健康や今年の目標達成を神様にお願いしに行く人がほとんどだと思いますが、お願いがあるときだけ神社に行くのはちょっと都合がいいのかな~と思うことも…。神様の立場になってみると、お願いがあるときだけ大勢押し掛けてきても困ってしまうような気がします。

 

自分だったら、普段全く音沙汰がない人から急に何かをお願いをされても正直戸惑います。友達が困っていたり、結婚式の招待などを除けば、すぐにOKの返事が出せません。どんな人かよく知らず、信頼関係も築けていないと不安にもなってしまいますよね。自分が他人からお願いされて、快く引き受けるときはどんなときかを考えてみると、何だかしっくりきます。お願いをきいてほしいときだけ声をかけるのは、ちょっと自分勝手?とくに信仰が深いわけではありませんが、今年は散歩ついでにたまに神社に顔を出してみようかと思います。お願いを快く聞いてもらえるように♪

 

 

あなたは、都合にいいときだけ顔を出していませんか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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今年一番癒されたこと?

 

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 定期的に私の心の癒しになっている人がいます。その人は、一緒にフットサルをやっている小学6年生の男の子。数年前から参加していて、その子が幼稚園に通っている頃から知っているので、会うたびに大きくなっていてビックリします。そのフットサルは特に決まったメンバーでやっているわけではないので、毎回、はじめましての人がたくさんいます。子供を連れてくる人も多く、とってもにぎやか。でも、お父さんが試合をしているときにひとりぼっちになってしまう子もいて…。そんなときに、その男の子が登場します。

 

「何歳?」「それ、なんていうキャラクター?」「お兄ちゃんにも教えて♪」と、ひとりぼっちになっている子を見つけては、声を掛けていくんです。自分も大人に混ざって試合をやりたいはずなのに、それよりも「みんなが楽しい」を優先できる。自分の好きなことばかりやっている自分が恥ずかしくなって、いつもその子を見習うとともに、その思いやりのある行動に癒されています。みんなが楽しんでいたとしても、1人でもつまらない人がいたら意味がない。勝手にそんなことを教えられているような気がしています。盛り上がっているチームや楽しそうに仕事をしている会社はたくさんありますが、その中で同じように楽しめずに孤立してしまっている人も…。余計なお世話だと感じる人も中にはいるかもしれませんが、私もその子を見習って全員で楽しむことに意識を向けられるようにしたいです。

 

 

あなたが楽しかったとき、そこのいた人はみんな楽しんでいましたか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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1年過ぎるのが早いわけ?

 

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 歳を重ねるほど、1年過ぎるのが早い。確かに今年もあっという間に過ぎていきました。でも、どうして子供の頃は長く感じていた1年という時間が、大人になるとあっという間に過ぎてしまうのでしょうか?きちんとした理由があるのかもしれませんが、私なりの仮説を考えました。それは、同じことをやっている時間が多いとあっという間に感じる、という説。

 

子供の頃と比べると、大人は毎週同じようなことをして生活しているように思います。子供は下校後にいろんなことをしますが、サラリーマンは一杯やって帰るかまっすぐ帰るぐらい。いろんなことをやっている人もいますが、決まった予定で動いていることが多いような気がします。先週と今週の活動に大きな違いが無い人は、きっと1年を短く感じる人。だから、たとえ子供でも「学校→塾→夕食→ゲーム→寝る」といったように毎日が同じことの繰り返しになっていると、大人と同じように1年を短く感じるかもしれません。来年は、できるだけいろんなことにチャレンジして刺激をもらい、「今年の1年は長かったな~」と思えるような1年にしたいですね。

 

 

あなたは、今年の1年はあっという間でしたか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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欧米は引く?日本は押す?

 

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 この前はじめて押すときに力を入れて切るノコギリに出会いました。慣れていないせいか、とても扱いづらく感じました。日本は、引くと切れるノコギリ。欧米は、押すと切れるノコギリ。木を削る鉋も同じ。どうしてちがいがあるのかとても気になりました。

 

日本は、杉などの柔らかい木を切ることが多く、あまり力を入れずに切ることができる「引いて切るノコギリ」。逆に欧米は、堅い木を切ることが多いので、一番力が入れやすい押すときの力で切るそうです。他の説には、日本の「引いて切る刀」、欧米の「突いて刺す剣」が関係しているのではないかといったものもあります。う~ん…。中東の国々でも「引くノコギリ」が使われているそうなので、どの説もスッキリしません。なんとなくの想像で、日本は少ない力で大きな力を得る方法を考えているような…。欧米の人と比べたら、日本人は身体能力に恵まれていないところもありますし、昔から使われている道具を見てみると、引いて使うものが結構あります。たまたま気になっただけですが、どなたか知っている方がいたら教えてください!

 

 

あなたが、引いて使っている道具は何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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自分じゃない人を紹介?

 

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 突然ですが、頼まれた仕事を他の誰かにお願いしたことはありますか?「忙しいから」「面倒くさいから」といった理由は抜きにして、できるけど他の誰かに頼む、もしくは他の人のほうが適していると判断できる人は意外と少ないような気がします。自分を指名してくれた相手に対して他の誰かを紹介するのは若干申し訳ない気持ちにもなりますが、相手の求めることに一番適した人を紹介できるということは、より良い結果を求めていて相手のことをちゃんと考えられる人だと思っています。私はまだまだそれが足りていません。

 

有り難いことに、いろいろな方から「こういうことをやりたいんだけど、お願いできる?」と相談を受けます。面白そうでやりたい気持ちが先行してしまうんですが、話を聞いていくと他の人のほうが適しているなと思うことも…。すべてにそうやって対応することはなかなか出来ていませんが、相談の半分くらいは他を探して紹介しています。今回の依頼内容は問題なくできるけど、中長期的に考えたら個人ではなく法人に頼んだほうがいい。コネクションを持っている企業に頼んだほうが発展性がある。切羽詰まった状況なら、どうしたって仕事を受けたくなるものですが、自分が受けることが相手にとってベストな選択かと考えることも必要だと思っています。引き受けてから、他のどこにも負けないベストな結果を出すという考え方もありますけどね。

 

 

あなたは、自分の会社の競合他社を紹介することができますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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全部採用されるつもりで?

 

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 年に1回、ここ数年毎回参加している唯一のデザインコンテストがあります。参加している理由は、1つのテーマで作られたデザインを一度にたくさん見ることができるから。一般的なコンテストは、1~5点程度が「優秀賞」などの形で公表されますが、参加しているコンテストは、一度に100点以上の作品が公表されます。自分が参加することで、他の参加者の視点や表現からたくさんの刺激を受けるんです。

 

応募できる数は、3点まで。昨年までは「3つのうち1つでも選ばれたらいいかな」という気持ちで3点応募していました。結果は、1~2点が入選。選ばれなかった作品について悔しい気持ちもなく、それでも満足していたんですが、今年はなぜかその考え方にとても違和感が…。「落選してもいいつもりで応募しているのか?」と自問自答したんです。で、それはおかしいと思い、今年は3つすべて選ばれるつもりで応募しました。結果は、3つとも入選!「よしっ♪」普段の仕事でのデザイン提案も、本当は「どれもが選ばれるべき提案だ!」ぐらいの気持ちでやらなくてはいけません。「この中でどれか選んでくれたら…」それなら、自信のあるものだけを出すべき。1つでも選ばれると嬉しい気持ちでいっぱいになってしまいますが、他がどうして選ばれなかったのか?を考える必要も。相手が迷って選べないぐらいでないと、数を出す必要がないのかもしれません。

 

 

あなたは、全部採用されるつもりで提案していますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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○○さんっぽいデザイン?

 

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「あ~、○○さんっぽいデザインだね。」「これデザインしたの○○さんでしょ?」つい最近まで、自分のデザインを見た人からそんなふうに言われることが多かったんですが、ここ2~3年でそれがほとんど無くなりました。「(見た目が)○○さんっぽいデザイン」は、言い換えればその人が好きなデザイン。ポジティブに捉えれば個性が出ているとも言えますが、その人の色を出したがっているとも考えられます。誰かのためにデザインをする場合、それは時にブレたものを生み出してしまう…。だから、最近そう言われなくなったのは、「自分の好み」よりも「あるべき姿」を優先して考えられるようになったからではないかと。まだまだ私は足りていませんけが…。

 

例えばコンビニには、一流デザイナーが手がけた商品パッケージがたくさん並んでいます。私は同じ世界で仕事をしているので有名なデザイナーさんはたくさん知っていますが、それでもコンビニの商品を見て「○○さんっぽいデザインだな~」と思ったことは一度もありません。たぶんそれは、「あるべき姿」を考えてデザインしているから。実際、手掛けたデザインが後に評価されることはあっても、○○さんっぽいから評価されることはありません。自分の個性を表現することも大切ですが、誰かのためにデザインするときは、「自分の好み」を外したほうがよいかもしれません。

 

 

あなたは、自分がやったものについて「○○さんっぽいね」と言われたことがありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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最強の武器を出さない?

 

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 今までいろんなことを経験してきましたが、まだまだ知らないこともたくさんあります。ずっと前から経験したいことが販売接客。デザインをする上で、直にお客さんと接する経験は必要不可欠だと思っていますが、一度も経験がありません。だから、それを経験した人の意見はとても貴重で、未経験者が持っている情報や知識程度では到底太刀打ちできないものです。でもどういうわけか、それを出さない人がいるのがとても不思議で…。アイデアを出し合ったりする場で、他の参加者の立場になって考えるんです。それは大事なことですが、もったいない。

 

以前の職場で、販売接客部門からデザイン部門に異動してきた人がいました。その人は販売接客を10年以上やっていたプロ。とても勉強熱心な人で、企画の考え方やデザインの本をたくさん読んでいました。そして、アイデア会議の場…。その人の考えてきたアイデアはとても良いものでしたが、どれも元々デザイン部署にいる先輩たちと同じ切り口のアイデアでした。同じように考えようと、その人しか持っていない販売接客で得たアイデアの種、いわば最強の武器を引っ込めてしまって…。私はずっと、同じ環境にはいない販売経験者に意見を求め、その都度刺激的な指摘をもらい毎回助かっています。自分の経験は、どんな場でも役に立つ。一流デザイナーだって、自分の商品が売れない理由が分からず困っているぐらいですから、変に合わせずに経験者としてドンドン意見を出したほうがよいかもしれません。

 

 

あなたは、自分の経験を活かしていますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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90分は、1時間半ではない?

 

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「都心まで90分!」。1時間半をあえて90分。広告などによく使われている表現です。『○時間』というヘビーな単位ではなく、『○分』という単位で語れる近さだとアピールするもの。確かにこの場合は、1時間半と言うよりも近く感じる人もいるかもしれません。かと言って、2時間半を150分と言うのはまたちがう印象。「150分ってことは○時間だ?」と、計算するストレスを与えたり、何かを誤摩化しているようにも見えます。単純に時間を長く感じることも…。どれも主観ですが、皆さんの中にもプラスに働いている表現とマイナスに働いている表現がありますよね。

 

10万円と、100,000円。まる1日と、24時間。どちらを魅力的に感じるかは人それぞれ。だからこそ、こういった言い換えをあえて使うときには注意が必要だと思っています。先日「0.5時間」という表現を見かけましたが、正直ピンときませんでした。言い換え技は、扱い方を間違えると逆効果。できるだけ多くの人、特にターゲットに近い人に確認してみるのがオススメです。もし身近にそういった人がいなければ、同じターゲットに対して他がどう表現しているかを調べてみるとよいかもしれません。

 

 

あなたは、片道2kmと、往復4km。どちらのハイキングコースを歩きたいと思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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毎回ちがうオープニング?

 

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 妻に付き合って録画した深夜のアニメをたまに観ることがあります。私は晩酌がメインで流して観ているんですが、この前、おもしろい発見がありました。オープニングとエンディングの映像が毎回ちがうんです。アニメが好きな人からすれば当たり前かもしれませんが、子供の頃に観ていたアニメの記憶しかない私にとっては驚きで、同時にすばらしいやり方だと思いました。毎回新鮮な印象で、見逃したくない気持ちにさせられるからです。

 

アニメのオープニングはとても重要視されているようで、人気アーティストの楽曲を使うのはもちろん、その完成度と毎回のアレンジ有り無しが視聴率に大きく影響するそうです。たとえほんの少しでも必ず変える。たしかにそんなオープニングなら観たくなります。いくらお金がかかっているとはいえ、アニメ製作は大変な労力が必要。それに比べたら、ホームページやショーウィンドウなどの見え方を頻繁に変えることなんて、それほど難しいことではないのかも…。毎回新鮮な印象を持ってもらいたい!と言いながら、更新や変更などの作業を億劫に感じているのが恥ずかしくなってしまいました。世界最先端の日本のアニメは、学ぶところがたくさんありそうです。

 

 

あなたが、毎回新鮮な印象を感じるものは何かありますか?

 

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ガチャピンは常にガチャピン?

 

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 だいぶ前に、有名なゆるキャラに出会いました。スーパーのイベントに来ていたのでちょっと覗いていこうと近づくと、ちょうど終了。集まっていた人が散っていくところにしばらくいると、見送りを終えたそのゆるキャラのスイッチがOFFになる瞬間を見てしまいました。弾むように歩いていたのに、急にスタスタと控え室へ…。

 

その数ヶ月後に、生のガチャピンに会いました。子供の頃から知っている超有名人(有名恐竜?)に、いい歳をして大興奮。当時私は、そのショッピングセンターに入っているお店で働いていたのでバックヤードも出入りしていたのですが、イベントを終えて移動するガチャピンがバックヤードに入っても変わらずガチャピンだったのをみて感動したのを覚えています。不動の人気も納得!

 

どんなときも常に気を張っているのは難しいことですし、大事な時間さえ気を張っていればそれでよいと思います。でも、それ以外の時間も同じように見られている。そこで、冷めてしまったり台無しになってしまうこともあります。私はどちらかと言えば前者のゆるキャラと同じ。ガチャピンのような姿勢で何事も取り組めるようになりたいところです。

 

 

あなたは、スイッチがOFFになる瞬間をみて冷めてしまったことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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クリエイティブな職種?

 

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 クリエイティブ。何だかカッコいい響きですよね。クリエイティブな仕事と聞けば、オシャレなオフィスで自由にのびのびと働いている人を思い浮かべる人もきっと多いはず。でも残念ながら、クリエイティブな業種というものはありません。どんな仕事もクリエイティブにできるものだからです。強いて言うなら、クリエイティブに仕事ができる人たちがいる環境は該当するかもしれません。

 

以前仕事で関わった経理担当のある人は、自分の仕事をどんどん効率化していき、時には数字の面から伺える改善案や情報を積極的に他部署に提供していました。入社したばかりでまだ雑用が多かったある人は、資料の内容によってホッチキスの留め方を変え、持ち帰るような資料の場合は、裏の針の先の部分を紙テープで覆っていました。どちらも一般的にクリエイティブと呼ばれる仕事内容でありませんが、当時の自分よりもよっぽどクリエイティブな仕事をしていると感じました。私も、デザイナーという名前で何かを勘違いして、デザインしているつもりになっていたことがあります。今も怪しい部分はありますが、本当はデザインするからデザイナー。自分の肩書きや仕事にカッコ良さげな名前が付いている人は、本当にその肩書きどおりのことができているか1年の節目に見直してみるとよいかもしれません。

 

 

あなたは、カッコ良さげな言葉に惑わされた経験はありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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