選び方より使い方?
とにかくスキルを上げたくて、本を読み漁っていた時期がありました。ためになりそうなものは片っ端から。中でも多かったのはアイデアに関するものでした。でも、しばらく経っても読み返しているのは、自分にとって読みやすかった2~3冊だけ。当時は気づきませんでしたが、今思えば、それぞれの本にはほとんど同じ内容が書いてあったからです。取り上げ方や伝え方が若干異なるだけで、言いたいことはほとんど同じ。数を増やせばいいわけではなく、要はそれをどう使って活かすかだったんです。
もちろん、他にはない素晴らしい本もあります。だから、どう選ぶかも大事。でも、手にとった一冊だって使い方次第で最高の道具になったりもします。本でも道具でも、まだ活かしきれてない段階で次から次へと新しいモノに変えていくことがありますが、それだとはじめのモノが自分にとって良かったのか悪かったのか分かりません。私の周りだけかもしれませんが、選び方が上手な人は1つをきっちり活用してから別のモノを手にとっています。いいモノを選ぶにはまず、1つのモノをしっかり使う。自分が今しっくりきているボールペンは、10年前から使っている数百円のペンです。生産終了になってしまったので、軸が壊れたら別のペンを探してみようと思います。
あなたが、使いこんで使いやすくなったモノは何かありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。