ズバリ教えてもらうと覚えない?
意味が分からない言葉があったときに、ネットや電子辞書で調べるのと辞書を引くのでは身に付き方がちがうと言われます。自分の経験を思い出しても、バッチリ答えを教えてもらったことは、あっという間に忘れているような気がします。復習すればいいだけの話なんですが、試験勉強でもない限り、既に答えが分かって解決していることをもう一度調べようとは思いません。だから、身に付けたいことについてはできるだけ自分で調べた方がいいし、教える側の人も相手に身に付けてほしいと思ったら、ヒントを与えるぐらいがちょうどいいのかも…。
「文章の書き方を勉強してみたら?」「どうやって勉強したらいいんですか?」「本を読むとか、たくさん書いてみるとか…」「具体的な勉強方法を教えてくださいよ!」「…」。ここで、具体的な方法を教えたら、すぐに学びはじめることができます。でも、次に学びたいことが出てきたときに、また答えを教えてもらわないといけません。だから、一見すると非効率に感じる答えの探し方でも、トータルで考えたらとても良いと思うんです。自分で試してきた人はいろんな探し方を知っているので、1つの方法がダメでも次々に別の方法に移行できる。そう考えると、仕事で指示を待つタイプの人などは、答えを出してもらうことに慣れすぎているのかもしれません。
あなたは、自分で探したことをよく覚えていたりしませんか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓