検索するほど情報が無い?
放送作家の鈴木おさむさんの著書に、“一定量を超える情報があって、はじめて自分の頭の中の検索エンジンが機能する”という一節がありました。自分が欲しい検索ワードを入れて検索しても、少ない情報量ではヒットしない。確かにそうです。興味のあることで日々情報を入れているものであれば別ですが、何か頭の中から引き出そうとしても、関係する情報が入ってなければ「該当するものがありません」としか出てきません。何かを考える前に、まずは考えるだけの情報を入れないといけないんですよね。
だから、何かの課題に対していきなり取りかかれる人を見ると、いつも感心してしまいます。それは、それだけの情報を入れてあるということ。課題に直面してからたくさんの情報を入れようとしたって、時間がどんなにあっても足りません。常日頃から準備をしていないと出来ないことです。それに、いつどんな課題に出会うか分からない中で準備ができているのは、幅広く情報を入れているから。自分が興味の無いことはもちろん、現在の流行や過去の歴史など、いろんな角度から情報を入れているんです。きっと全てを深く知っているわけではありませんが、ちょっと触れたことがあるその『ちょっと』が、とても大事なんだと思います。
あなたは、頭の中からどんな情報を引き出せますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓