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入口と出口を分ければ解決?

 

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 最近利用したトイレには、入口と出口の2つの扉がありました。どちらも押して開けるドアで、反対側には取っ手が付いていないので開けられないしくみです。利用者で混雑していても、入る人と出る人のタイミングが重なっても利用者同士がぶつかったりしない工夫。…と思っていたら、そのトイレで利用者がぶつかってる状況に出くわしました。中から出ようとした人が開けたドアが、反対側でどちらから入るのか迷っていた人に勢いよくぶつかったんです。出口専用の向こう側に、入ろうとしている人がいるなんて考えなかったのでしょう。躊躇なく開けたドアでだいぶ強めに接触していました。ドアが1つのときは、そんなに強く開けることはないのに…。

 

便利になると気を配らなくなってしまうことはありませんか?例えば、カップのコーヒー。蓋がなければそーっと持ち運びますが、蓋が付いていると「こぼれないだろう…」と少し雑に運んでこぼれてしまったり。事故の無いようにと考えた工夫が、かえって事故を起こしてしまうこともあるのかと思うと、便利にすることが必ずしも正解かは難しいところ。駅のトイレの出入り口にドアを付いていないのは、荷物を持った利用者が多いからだと言われていますが、臭いの課題がありながらもドアを付けずに出入口の幅を広くとっているのは、利用者の気遣いが欠けないようにと考えているところもあるのかもしれません。

 

あなたは、便利がゆえに油断してしまった経験はありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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