マンネリが気になる？

　マンネリ。面白みがない、飽きてきたなどと結びつけて負の印象が抱かれますが、もともとは「型にはまっている」という意味の言葉です。マンネリ化は、言い換えれば「型にはまってきた」ということ。その人のカタチが出来てきた、スタイルが確立されたと捉えれば、決してわるいことではありません。むしろ、「この人はこういう人」と他人が説明できるぐらい特徴が具体的になったと喜んでもいいぐらい。それでも、世の中はマンネリ化を恐れて、そうならないようにしている気がします。

確かに、新鮮な物事には興味を示しやすく、ずっと同じだと飽きられる可能性も高いと思います。でも、新鮮さを生み出し続けた結果、「結局、あなたの特徴って何なの？」となってしまう場合も少なくありません。出てきたばかりのブランドに魅力を感じてたくさんのファンができても、トレンドや需要を意識しすぎて、結果的に他と同じような品揃えになってしまったりしますよね。そうなると、当初のファンはやっぱり少しずつ離れていってしまいます。

常に新鮮さを作り続け、柔軟でいることを自分のスタイルにする。それが個性になるぐらい先を走り続けるのもひとつです。私自身もどちらかというと、そうしていきたいと思っているぐらい。でも、自分が作ったやり方にこだわり続ける選択もアリだと思っています。ずっと同じスタイルでは通用しないと思われがちですが、今、その視点で世の中を見ると、みんな同じに見えてしまうときがあります。

あなたは、マンネリ化はよくないことだと思いますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。