デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

スウィ〜ト〜ポテト〜?

 

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 外国人が多く住む東京都内のある街。仕事を終えて帰ろうと駅に向かうと、1台の移動販売車が停まっていました。そこに書いてあったのは「SWEET POTATO」の文字。ただ、販売しているのは焼き芋です。外国人をターゲットにしているので横文字を使っているわけですが、一見すると洋菓子のスウィートポテトと間違える可能性がありそうな表現。しかし、そこに並んでいる外国人も日本人も、焼き芋を買うつもりで普通に並んでいるように見えました。誤解を生まない理由は、あの焼き芋屋さんのメロディーに乗せているからです。「スウィ~ト~ポテト~♪」。

 

何かを伝える際、一切誤解を生まないように伝えるのは難しいことです。それでも大概伝わっているのは、どこか別の部分でフォローしているから。「豪華商品が当たる!」と書いても、下に「10名様」とあったり、「世界一周旅行」などの明らかに全員に当たるはずのない商品だったら抽選だと分かります。普段から誤解を生まないようにと注意深く表現を考えてはいますが、焼き芋の例のように、誤解を生みやすい表現を使ったとしても、他でしっかりとフォローをすれば問題なく伝わることもあるんですよね。誤解に敏感になりすぎて表現が縮こまってしまうようなら、思い切って強い表現を選ぶのも1つかもしれません。

 

 

あなたは、誤解を生みそうで生まなかった経験がありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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指紋をつけずにセロテープを貼る?

 

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 透明な袋にセロテープを貼っていたら、指の指紋が気になってしまいました。テープカッターは便利な道具ですが、そこだけはネックですよね。こんなときにみんながどう対応しているか気になって調べてみると、指にテープやばんそうこうを巻く、貼ってから指紋がついた端っこを切る、指紋の部分を折り曲げて剥がしやすいようにする、など。プロが梱包で使用する太いテープ用のテープカッターのセロテープ版もあるそうです。アイデアで解決している人、テクニックで解決している人と様々。

 

いろんな解決方法を見ましたが、私が一番キレイな仕上りで簡単だと思った方法は、アイデアとテクニックの合わせ技でした。どちらかに偏った方法は、それぞれ難ありだったんです。アイデア寄りの方は新たに何かを用意しなければならず、テクニック寄りの方は人によって仕上がりに差が出てしまう。セロテープの話に限らず、上手く問題を解決している事例に出会うと、そこにはアイデアとテクニックの両方が入っているような気がします。1人で打開している人はその両方が得意だったり、チームで解決している場合はそれぞれ得意な人がいたりします。何でも当てはまるわけではありませんが、もし何か解決しなければならない課題に直面したら、アイデアとテクニックの両面から解決方法を探ってみるとよいかもしれません。

 

 

あなたが最近直面した課題は、アイデアとテクニックのどちらで解決しましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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答えがわるいときは、質問がわるい?

 

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「好きな男性のタイプは?」「シティーハンターの冴羽獠 (さえばりょう)」「…。(そういうことを聞いてるんじゃないんだけどなぁ)」そんなやりとり。つい最近までは、こちらの質問の意図を察して答えてほしいと思っていました。でも今は、質問に対してきちんと答えているので、求めていた答えと違っていたならそれは質問がわるいんだと考えるようになりました。相手がどんなふうに解釈したとしても求める答えが返ってくる質問の仕方がきっとあるからです。

 

面接などでよくある相手がどう解釈するかを試すような質問を除けば、こちらが聞きたいことを返して欲しいですよね。よく仕事をするある人は質問がとても上手く、難しく考えてしまうような内容でも的確な質問で答えを引き出します。同じことを聞く場合でも、相手によって質問の仕方を変えたり、求めている答えが出るまでに段階を踏んで質問したり…。そんなこと当たり前だと言われてしまうかもしれませんが、これができる人って意外といないんですよね。答えを誘導するような問いかけはあまり好みませんが、自分が相手から何かを引き出したいのなら、まずは自分の聞き方を見直す必要があるかもしれません。

 

 

あなたは、自分の質問に対してズレた答えが返ってきたとき、どう感じますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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他の人をプレゼンしてみる?

 

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 以前、家具デザインの関係で、木材を加工する工場を訪問したときの話です。連れて行ってくれたのは、その工場の木材を仕入れて販売している会社の方たち。工場への向かう車中で、その会社の上司が部下の人に急遽こんなことを言いました。「これから行く工場について(私に)説明して!」と。車を運転してくれていたのが工場の方だったので、ものすごいプレッシャー。そんな中で、部下の人は素晴らしいプレゼンを私にしてくれました。急に振られたのにそこまでしっかり話せるなんてすごい!と思いながら、販売会社と工場の関係が良い理由が分かったような気がしました。

 

周囲を観察してみると、自分や自分の会社のプレゼンをする人は多いんですが、他の人をプレゼンしている人は滅多に見かけません。お世辞混じりで話す人はいても、他人や他社がどれほど素晴らしいかを長くは語れない。ただ、とても良い関係の両者に聞いてみると、淡々と相手の良さを語ってくれたりします。そういった体験をして思ったのは、相手のことをきちんと語れるようになることが、関係が良くなる一番の特効薬ではないかと。たとえ今現在、関係がギスギスしていたり嫌な部分があったとしても、相手の魅力を語ってみたら関係が良くなるかもしれません。無理矢理でもいいから、相手の魅力をしっかり語ってみる。試しにやってみようかな♪

 

 

あなたは、身近にいる誰かの魅力を長く語れますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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そこに書いてあれば早い?

 

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 工事現場では、下地や骨組みにマジックや鉛筆やチョークで、指示や寸法などが書いてあります。図面と現場では誤差があったり、次に作業する人への注意など、図面には無い内容を書き記したりします。いちいち別の資料などを見る必要がなく、その場で確認できるので作業も効率的。そこに書いてあれば間違うこともありません。限られた時間でたくさんの人が作業をする工事現場ならではのやり方です。でも、どういうわけか他のシーンでは目の前に指示や説明が無いことが多いんですよね。

 

仕事ができる人は机の上がキレイなんて話もありますが、そんなこともなく、すぐに使う情報は目の前に用意していたりします。ディスプレイにメモやタスクを貼っていたり、壁に目標やルールを貼っていたり。見た目はわるいかもしれませんが、探すことも漏れることもほとんどなし。何でもかんでも目の前に用意することはできませんが、その場で必要な情報はその場にあってもいいような気もします。お店のセルフで入れるコーヒーマシンなんて目の前に説明があったって迷うぐらいですからね。

 

 

あなたは、「そこに書いてあればいいのに…」と思ったことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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選び方より使い方?

 

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 とにかくスキルを上げたくて、本を読み漁っていた時期がありました。ためになりそうなものは片っ端から。中でも多かったのはアイデアに関するものでした。でも、しばらく経っても読み返しているのは、自分にとって読みやすかった2~3冊だけ。当時は気づきませんでしたが、今思えば、それぞれの本にはほとんど同じ内容が書いてあったからです。取り上げ方や伝え方が若干異なるだけで、言いたいことはほとんど同じ。数を増やせばいいわけではなく、要はそれをどう使って活かすかだったんです。

 

もちろん、他にはない素晴らしい本もあります。だから、どう選ぶかも大事。でも、手にとった一冊だって使い方次第で最高の道具になったりもします。本でも道具でも、まだ活かしきれてない段階で次から次へと新しいモノに変えていくことがありますが、それだとはじめのモノが自分にとって良かったのか悪かったのか分かりません。私の周りだけかもしれませんが、選び方が上手な人は1つをきっちり活用してから別のモノを手にとっています。いいモノを選ぶにはまず、1つのモノをしっかり使う。自分が今しっくりきているボールペンは、10年前から使っている数百円のペンです。生産終了になってしまったので、軸が壊れたら別のペンを探してみようと思います。

 

 

あなたが、使いこんで使いやすくなったモノは何かありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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背景に物語を?

 

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 最近読んだ本に、2つのリンゴのネーミングの話が載っていました。1つは『奇跡のリンゴ』。映画にもなった有名なリンゴです。不可能だと言われたリンゴの無農薬無肥料栽培。それを実現した話です。もしこのリンゴの名前が『無農薬リンゴ』だったら、きっとここまで有名にはならなかったと思います。また別の例で、『落ちないリンゴ』という名前で販売されたリンゴがあります。台風で大きな被害に遭い、ほとんどのリンゴが地面に落ちてしまった中、落ちなかったリンゴ。とは言え、傷のついているリンゴ。どうにか売ろうと『落ちないリンゴ』という名前を付けて販売したそうです。当たり前ですが、『傷ありリンゴ』では売れません。

 

私は、この2つのリンゴのネーミングには背景に物語が見える点が素晴らしいと思っています。『奇跡のリンゴ』そう聞けば、単純に奇跡が起きて出来たリンゴと分かります。「どんな奇跡(物語)が起きたんだろう?」。『落ちないリンゴ』も、「落ちない?普通のリンゴは落ちやすいのかな?」と、その名前に至った理由が気になります。商品やサービスを売るときに『物語を伝える』と言いますが、私は物語をただ単に伝えるよりも、想像させたり気になって知りたくなってもらうことが大切だと思っています。いろんな伝え方がありますが、どちらのリンゴも裏の物語が知りたくなってしまいました。ちなみに『落ちないリンゴ』は、神社で祈祷してもらって販売したところ、受験生に瞬く間に売れて、何とかその年の被害額を軽減できたそうです。

 

 

あなたは、商品の名前で背景にある物語を知りたくなったことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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残り10個のクロワッサン?

 

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 出先で家にお土産でも買って帰ろうと、クロワッサン屋さんに立ち寄りました。先頭にはオジさん、2番目には小学生の男の子、3番目に私。クロワッサンは30個ぐらいはあったでしょうか。すると、先頭のオジさんが30個全部購入。小銭を握りしめていた小学生は、たぶん1個か2個買うつもりだったんでしょう。残念そうに帰っていきました。このおじさんが決してわるいことをしたわけではありませんが、こういう場面に出くわすと複雑な気持ちになってしまうんです。私がそのオジさんだったら、全部は買わなかったなぁと。

 

分け合う。譲り合う。「そんな甘いことを言っていると、フリーでなんてやっていけないぞ!」とよく言われますが、私は周囲を完全に無視して自分の都合を選ぶことが苦手です。会社で大量の書類を印刷することになったら、みんなが昼休みでコピー機を使っていない時間を選んだり、誰かの急ぎの仕事が遅れていたら自分の仕事よりも優先したり。もちろん余裕がないときなどは、自分勝手になってしまうことはありますが…。自分をいいように言っているみたいですが、私の場合は周囲を気にしすぎているだけ。ただ唯一、アイデアを出し合う場やディスカッションの場だけは周囲を気にせずに発言するようにしているので、今はそれでいいと思っていますが…どうなんでしょう?

 

 

あなたは、周囲を気にせずに自分の都合を押し通せますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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いい意味でラクしたい?

 

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 ラクをしたいと思ってる人は多いはず。大変な思いはできるだけしたくないですよね。ただ、いろんな人のラクの仕方を見ていると大きく2つに分かれます。例えば仕事なら、ちょっと極端な言い方をすれば、1つの仕事をできるだけ時間をかけてやる人と、できるだけ早く終わらせようとする人。少しずつゆっくりやれば、確かにラク。効率よく終わらせた方が余った時間を有効に使えるので、こちらもラク。どうして、分かれてしまうのか気になりました。

 

仕事ができる・できないとか、モチベーションが高い・低いといったことは置いておくと、自分なりに出した答えは、「やりたいことがあるか?ないか?」かなぁと。「やらなきゃいけないこと」でも当てはまるんですが、後の仕事が詰まっていてものんびりやる人もいるし、急ぐ人もいる。ただ、やりたいことがあるときに限っては、ほとんどの人は何とか早く終わる方法を考えて動く印象があります。このあと合コンがある♪でもいいし、空いた時間を勉強に使いたいでもいい。私だったら、早く終わらせてプライベートのための時間を作りたい。やりたいことが控えていると、そのための時間を作ろうとする気がします。もし誰かに作業スピードをアップしてほしい!効率化を図ってほしい!と思ったら、その後にその人がやりたいことを用意すれば、変わるかもしれません。

 

 

あなたは、どんなふうにラクをしていますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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非対称が親しみやすい?

 

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 熊本県の人気キャラクター「くまモン」。ちょっとしたきっかけで、「くまモン」を左右反転してみたところ、微妙に左右非対称…。デザインのこだわりが分かったと同時に、あたたかみを感じる理由はそんなところにもあるのではないと思いました。他の可愛くて子供たちに人気のキャラクターでも、私はたまに冷たい印象を受けるときがあります。それらを同じように反転してみたところ、冷たい印象を受けた方はすべて左右対称。シンボルマークなども左右対称のデザインが多かったりしますが、どこか熱の通っていない印象を受けます。

 

「対称よりも、非対称に親しみを感じるのでは?」そんなことを考えて、身の回りを見てみると、服なら左胸にポケットやワンポイントが付いていたりして、意外と対称になっているものは探してもないんですよね。数字が入っている時計はあたたかく、入っていない時計は人工的な雰囲気があったり。もちろん主観ではありますが、あながち外れていないような気もします。もしかすると、私たちが未だにロボットに親近感が湧かないのも、きっちり左右対称だからかもしれません。何より、人間の顔は左右非対称ですからね。

 

 

あなたが、あたたかみを感じるキャラクターは何ですか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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読みにくいと読もうとする?

 

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 電車のドアの脇に立っていると、真っ黒な広告がありました。黒い背景に、黒い文字。線の細い字体で小さく、若干の色の明るさと光沢の違いで表現されたもの。アイライナーという私とは無縁の広告でしたが、結果から言うと、最後まで全部読んでしまいました。メッセージは強いものの、読みにくく、強いキャッチコピーでもなく、商品の写真も無い…。普通に考えると、見てもらえたとしても読んでもらうところまでは難しそうです。

 

「読みにくいから、読んでしまう。」看板の内容が細かくて遠くからよく見えないときは、近くまでいって見ます。小さな子供が書いた手紙だったら、何て書いてあるか一生懸命読み取ろうとします。つい先日、村上春樹さんの新作「騎士団長殺し」を頂いたんですが、小説を読み慣れていない私にとっては正直読みにくい本。でも、読んでいます。頂き物だからでもありますが、表現が難しいから読んでいるところも…。分かりやすい表現が必ずしも分かってもらえるわけではなく、分かりにいくからこそ分かろうとする力が働くこともある。伝える仕事をしている立場としては、非常に悩ましい話です。

 

 

あなたは、相手が何を言いたいのか考えているときは、相手の説明が分かりにくいときだったりしませんか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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『これから』に興味あり?

 

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 コンビニで飲み物を買おうをしたら、お茶のパッケージが涼しげなデザインに変わっていました。仕事柄、そういった変化には敏感ではあるんですが、いつも以上に目がいってしまって…。その時、「やっぱり人って、今よりもこれからのことに興味があるんじゃないか?」と思いました。もちろん私がそう感じただけかもしれませんが、仮にそれが春っぽいデザインだったらそこまで注目していなかったような気がします。きっと、春よりも先の夏っぽいデザインだったから。

 

面接でも営業でもプレゼンでも、話を聞く側の人は、今のことを話されるよりも、これからのことを話された方が聞いてしまうそうです。「私は、〇〇が出来て、△△が得意です!」でもいいのですが、「私は、これから□□を身に付けて、××の面でも力になれるように頑張ります!」の方が聞いてしまう。『これから』の話をしているからです。20代の頃にあるデザインの提案をしたとき、私の提案は却下され、別の学生の提案が採用されたことがありました。単純に良い方が選ばれたんですが、学生のデザインは今すぐに実現できないモノでした。私のは今の環境と技術で実現できるモノ。開発チームがやってみたいと思ったのは、きっと前者だったのでしょうね。

 

 

あなたが、楽しみにしている『これから』のことは、何かありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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大きく捉えると難しい?

 

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 突然ですが、皆さんは年に何回くらい旅行をしていますか?私は月に1~2回ぐらい。とは言っても、遠出するのは年に1回で、ほどんどはちょっと電車に乗って行けるような知らない町を散策する程度です。私にとっては、それもちょっとした旅行。大きく捉えるとなかなか難しいことでも、少し身近なところまでハードルを下げれば、比較的気軽にできたりします。例えば、社会貢献なんて言葉を聞くと、個人でできる簡単なことなんて無さそうですが、近所のゴミ拾いをするだけでも立派な社会貢献ですし、働いていることだってそう。

 

私の先輩が、日本の職人さんの仕事を残していく活動をしているんですが、大きなことだけでなく、誰でも簡単にできるようなこともやっています。職人さんが作ったものを自分で使ってみる。高額な商品はなかなか手が出せませんが、数百円の商品なら気軽にできます。その先輩は、手作りの和紙でできた名刺入れを使っていますが、名刺交換をするたびに和紙の話題で盛り上がったり、自分が使っているので人に話ができたりする。使っている人が1人増えただけでも、広がってまた1人愛用者が増えるかもしれません。大きく捉えるとなかなか難しいことでも、身近なことなら簡単♪ちなみにその名刺入れは500円だったそうです。

 

 

あなたは、難しいイメージがあることでも、簡単なところからやってみた経験はありますか?

 

 

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*今回の記事のきっかけになった話はこちら。つい先日書かせてもらった、ニッポン手仕事図鑑さんへの2回目の寄稿です。(下は1回目)

 

 

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練習すれば意外と出来る?

 

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 昨日はホワイトデーということで、よく知っている一部の人にだけ手作りクッキーを渡しました(作ったのはパティシエ修行中の妻ですが…)。砂糖などを使ったペーストでデコレーションするアイシングというものをやってみたんですが、これがなかなか難しく、普段から絵は描き慣れているつもりでしたが、イメージ通りになりません。コツを教えてもらいながら、やって、やって、やって…。何度もやっているうちに、なんとか人にあげても大丈夫そうなところまで出来るようになりました。

 

「たくさんやれば出来るようになるから!」。学生時代、センスの乏しい私に先生がかけてくれた言葉で、それを信じて色々やってきた結果、出来るようになったことがいくらか増えました。もちろん、スポーツや芸術のように練習を重ねたからといって身につかないものもありますが、一方でやれば出来るようになるものもたくさんあります。私はデザインの仕事をしていますが、正直センスはないと思っています。でも、その他の『やれば出来るようになること』をできるだけ身につけた結果、まだまだ未熟ですが、何とか仕事にできるようになりました。出来るようになるまで時間がかかる人もいますし、やったらすぐに出来てしまう人もいますが、いずれにしてもやって出来るようになるならば、やらない手はありません。

 

 

あなたが、何度も練習して出来るようになったことはありますか?

 

 

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抑揚をつけなくてもいい?

 

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 先日とある場所で、対照的なトークを聞きました。1つは、淡々と伝えるトーク。もう1つは、抑揚をつけて伝えるトーク。私は、後者の方が伝わりやすいのでは?と思っていましたが、そんなこともなくどちらの話もしっかりと伝わっていたように感じました。聞いていた人たちは皆、聞きたいと思ってそこに来ていたからです。興味もなくただ単に話を聞いていたら飽きてしまうので、抑揚をつけて話に興味を持たせることは効果的です。でも、聞こうとしている相手なら、そうしなくてよかったりもします。

 

興味を持ってもらうために強い言葉を使ったり、話題を絶やさないようにしたりと、様々な方法で相手を引きつける。広告などそうしているケースは多く、確かに興味が無い人には効果があるんですが、興味のある人にとってどうか?と考えてみたときに、たまに判断に迷うことがあります。例えば、私はドキュメント番組が好きでよく観ていますが、そこに抑揚を効かせた表現はほとんどありません。それはきっと、興味を持って観ている人が多いから。一方で、ゴールデン番組などが数分に一回のペースで話題が変わったりするのは、興味を持って観る人が少ないからではないかと。伝える相手の興味度合いを図ることはできませんが、もし相手が興味を持ってアプローチしてきたときは、そこまで表現を強くする必要はないのかもしれません。

 

 

あなたが、抑揚のない表現でも長く観ていられるのは、どんな番組ですか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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