デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

代表作で覚える?

 

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 俳優さんが売れるタイミング。すべてではありませんが、一番多いのはヒット作に出演したときだそうです。「あの〇〇に出演してた佐藤さんね!」と、代表作をきっかけに覚えてもらえるからです。「あっ、あのCMに出てる人だ♪最近よく出てるなぁ」。デザイナーも似ていて、「(みんなが知っている)アレをデザインした人ね!」と言われて、はじめて覚えてもらえるようになります。「私はアレの立ち上げに携わっていたんだよ!」と有名な商品やブランドの名前を出す人がいますが、それは半分自慢で、半分は覚えて欲しいから。

 

代表作で覚える。悲しいかな私はまだこれといった代表作が無いので、なかなか覚えてもらえません。そんな私が言うのもおかしいんですが、自分を覚えてもらいたい人は何か代表作を作ってみてはいかがでしょう。それは、必ずしも大きな仕事や有名なものでなければいけないわけではありません。他の人がやっていないような珍しいことでもいいし、普通のことでも毎日続けていたらそれがアイコンになるかもしれない。私が唯一最近言われるのは、「毎日マンガを描いてる人ね!」。それが良いかは抜きにして、覚えてもらうきっかけはとても大事なので、ぜひ自分と言えば〇〇を作ってみてください!

 

あなたが、1回しか会っていないけどよく覚えている人は、どんな人ですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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デザインに必要な情報量?

 

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 自分の奥さんに「カレーを作って」と言われたら、すぐに作りはじめます。顔見知り程度の人に「カレーを作って」と言われても、すぐに作りはじめることはできます。どちらもすぐに作ることができる。でも、前者と後者の間には、圧倒的な情報量の差があります。生活習慣、好みの辛さやドロドロ具合など、奥さんのことをなんでも知っているから奥さんに合わせたカレーになる。一方で、顔見知り程度の人にいきなりカレーを作っても、その人のぴったり合ったカレーにするのは至難の業。だから、後者の場合は色々と聞いて情報を得ないといけません。

 

よっぽど頭が切れる人を除けば、何かのデザインを頼まれてすぐに着手する人のほとんどは、下準備ができていません。デザインするための情報量が足りていないんです。つい最近、「このデザイン、どうしたらいいか分からなくて…」と相談されましたが、半分いじわるで「私も分かりません」と。もちろんその後に、デザインに落とし込むための情報を集めて整理するように促しました。それをやった後はスムーズにデザインが進んでいて、相談してきてくれたその人にとっても良いきっかけだったと思います。それまで、感覚で対応できていたことができなくなって、はじめて気付く。自分もそうだったなぁと駆け出しの頃を思い出してしまいました。日本人が好むカレーは感覚で作れたとしても、インド人が好むカレーは調べないと作れませんよね。

 

あなたは、手を動かす前に必要な情報を集めていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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まずは自分が欲しいモノから?

 

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 学生時代、「自分が欲しいのモノを作れるようになりなさい!」と教えられました。他人の、ましてやたくさんの人たちが欲しいモノなんて、究極を言ってしまえば分かりません。でも、自分の欲しいモノなら分かる。まずはそれを具現化できるようになれということでした。これを教えられてとても良かったのは、自分が欲しいモノは何なのか?を整理できるようになったこと。「こんなのもいいし♪あんなのもいいし…♪」といった曖昧な自分の頭の中を整理して、どんなモノにするべきかを考えるようになったからです。結局、この過程が、他人や大勢に向けたときも同じように必要なんですよね。

 

だいぶ前にこのブログで紹介しましたが、私は自分が欲しい財布を作ったことがあります。どこのお店に行っても該当する商品が見つからず、それならと工場を探して作ったんですが、完成した財布には満足したものの、「ここがもう少しこうだったらなぁ」と具現化しきれていない部分が所々ありました。そこで、欲しいモノをカタチにする難しさを痛感したのを覚えています。50個ぐらい作ったその財布は、有難いことにたくさんの人に使ってもらっていますが、先日、身近な先輩のものがついに壊れてしまいました。「エイジングを楽しむ財布なので、最低10年は使えるようにしたかったんだけどなぁ…」。

 

あなたは、自分の欲しいモノを作ったことがありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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基本のポーズ?

 

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 よく見せる手法はいろいろとありますが、モノによっては基本の見せ方があります。特に1枚の写真で見せるようなときは、その基本を抑えた方がいい場合も…。例えば、時計。基本的には時計の針を10時10分に合わせた状態で見せるのが美しいと言われています。だから、別の時間を差している状態にするときは、何か特別な目的があるとき。車の写真だったら、正面寄りの斜めから前輪を少し曲げた状態で撮影するのが基本で、全容を1枚で伝えるなら基本がよかったりします。

 

見せたいところはたくさんあって、「自分はココを見せたい!」と思って撮った写真なんかは確かに魅力的に見えたりします。その特徴がしっかり伝わるなら、何も問題は無さそう…。でも、他の部分がよく分からないとしたら、その写真では役割を果たせていないかもしれません。人によって見たいポイントはちがいますが、それらを満たしているのが基本の見せ方だったりします。オリジナルにこだわることもとても大事なことですが、基本にのっとって伝えた方がよい場合もある。何事もまずは基本を抑えておきたいです。

 

あなたが、基本を守ろうと思ったときはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

  

 

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一見だから難しいだけ?

 

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 某女性人気アイドルがファッションブランドのイメージキャラクターに起用され、そのブランドの服を着た写真集が店舗で無料配布されるというニュースを見ました。しかも、そのお店で商品を購入した人に限定版をプレゼント!という内容。「…これ、そのアイドルの男性ファンは欲しいと思うだろうなぁ。でも、どうやって手に入れるんだろう?」と、ふと考えてしまいました。メンズ商品を取り扱っていないブランド。一見、入手困難に思えます。

 

皆さんがそのアイドルの男性ファンだとしたら、どうやってその本を手に入れますか?女友達に頼む。思い切ってお店に行く。お店の出口でお客さんに声を掛けて譲ってもらう。ネットオークションに出ていないか探す。など少し考えるといくつか方法論が出てきます。中には、自分が女装して普通にもらいに行くなんてアイデアも出るかもしれません。それらが現実的かどうかはとりあえず置いておいて、一見すると難しそうなことは、一見だけだから難しいことで、よく考えたら意外と解決策が見つかったりします。自分に関係の無いことでも、もし難しそうなことに出会ったらチャンス。みんなが難しいと思うことは、踏み込んでないから難しいと思われているだけだったりします。

 

あなたが、やってみたら意外とできたことは何かありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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NGワードから考える?

 

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 何にでも使用を避けるネガティブな言葉があります。会社だったら、倒産・潰れる・赤字…。家具だったら、壊れる・有害塗料・日本製ではない…。人なら、裏切る・八方美人・礼儀知らず…など。でも、これらのNGワードをあえて使うという発想もアリ。例えば、会社のスローガンを考えるとなると、大抵は「栄光ある未来に向かって!」と言ったポジティブな言葉を使いますが、「絶対に倒産させない!」のようにNGワードを使ってもおかしくない表現にすることができます。抽象的なものが具体的になることも。

 

ネガティブな言葉が思い浮かぶと、私たちはそれを隠そうとしますが、かえって不自然に感じることもあります。「土鍋でお米を炊くと美味しい」と言われればその通りだと思いますが、「手間」や「面倒」を連想させないようにしているという見方もできる。それなら、あえて「面倒」という言葉を使って「面倒だけど、土鍋で炊くと美味しい!」にしてもいいかもしれません。自分が自然と思い浮かんだ言葉は、見る人も自然と思い浮かぶかもしれない言葉。だから、それがネガティブな言葉だったとしても、あえて使った方がスッと入る表現になることもあるような気がします。

 

あなたは、ネガティブな言葉を避けていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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読んで欲しいなら顔のとなり?

 

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 人が一番関心があるのは『人』。私のように他人にあまり興味のないタイプの人でも、少なからず関心を持ってしまいます。だから広告には有名人に限らず人を入れることが多く、知らず知らずのうちに私たちはその広告を見せられているんですよね。でも広告主は、別に広告に載せた人を見てほしいわけではなく、商品のPRをしたいわけです。ただ、キャッチコピーや商品名を読んでもらうのはとても難しい。そこでどの広告も、見てもらいやすい人の顔のすぐ近くにキャッチコピーを載せています。興味のない内容でも、顔の隣なら2番目に見てもらえるかもしれないから。

 

このデザインなら最初にここを見るはず!とどんなに自信があっても、実際はそうなるとは限りません。大きな文字にしたり、目立つ表現にすれば見てもらえるというのは、こちらの勝手なイメージです。文字だけで読んでもらえる秀逸なデザインも確かにありますが、基本的には相手が興味を持っていない限り、読んでもらうのは難しい。一流のデザイン会社が手掛けた広告がズラリと並ぶ電車の車内を見渡せば、それが難しいことだとひと目で分かります。自分が伝えたいことを見てもらうために、見てもらいやすいモノを活用する。自分の伝え方でなかなか伝わらないときは、他の何かの力を借りるという方法もあるかもしれません。

 

あなたは、履歴書を見かけたらはじめに顔写真を見てしまいませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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まさかの広告起用?

 

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 このブログでは、はじめた当初から4コマ漫画を掲載していますが、あえて特徴のないキャラクターを適当に考えました。キャラクター性が強いと、中身よりもキャラクターが勝ってしまったりするからです。ただ、そんな何でもない漫画の登場人物を、先日ある企業の広告に起用していただきました。自ら発信することはありましたが、声を掛けていただいたのはコラムの寄稿以来です。なんだかんだこの漫画に愛着は湧いているので、素直に嬉しかったです。

 

ちなみに今回の起用理由は、「特徴が無いから」。キャッチコピーを一番に伝えるため、強い写真や個性的なキャラクターは逆に求められていなかったんです。〇〇についての広告だと伝える役目が果たせればいい。だから、通常の有名キャラクター起用のように、そのキャラクターの特徴やアニメの魅力で注目されるようなものではありません。偏ったイメージを与えにくく主張しすぎないビジュアルが功を奏したんです。私自身も際立った個性や、特技がありませんが、必要としてくれる人がいてくれて仕事ができていたりします。なんでもないから必要とされることもきっとある。そう思って何とかデザインの仕事を続けています。

 

あなたは、何でもない普通を求めたことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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失敗できないから集中する?

 

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 長年お店を続けているであろうクリーニング屋さん。そのお店の前には、手書きの料金表が大きく貼ってありました。模造紙に書かれた文字は、正直読みやすいとは言い難いものでしたが、丁寧に書いたものだとひと目で分かる趣のある雰囲気。その料金表からは、「きっと仕事も丁寧なんだろうな~」と、料金情報以外も伝わってきます。そのお店の前を通るたびに、当たり前なのに忘れてしまいがちな大事なことを教えられているように思います。目的だけ果たせばよいわけではない…。

 

写真だったら、デジカメやスマホで撮影したものよりも、フィルムカメラで撮影したものの方が、やっぱりチカラが強い。撮影するときの緊張感や1枚にかける想いの入れ方が、作品に表れてしまうような気がします。例えば小さなことですが、私は仕事でメモをするときは裏紙(印刷ミスや不要な書類の裏をメモとして有効活用する)を使いません。新品のコピー用紙を使います。会社員のときは「贅沢だ」と言われましたが、やっぱり書くときの気持ちの入り方がちがって…。裏紙だと「どうせ捨てる紙だから」が、どこかに入ってしまうと思っています。きっと、クリーニング屋さんのメニューも、模造紙に手書きしたものだからチカラがあるのかもしれませんね。

 

あなたは、失敗できないときは集中していたりしませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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うちのアートはカレンダー?

 

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 私が一番身近に触れてきたアート。それは、実家の壁に掛かっていたどこかで貰ってきたカレンダーに印刷されていた絵画です。お金持ちの家やアート作品が好きな人は別として、部屋に絵画やアート写真を飾るような習慣が無い人にとって、カレンダーはとても身近にアートに触れられるものだったと思います。

 

例えば、「アートを部屋に飾ってもらうにはどうしたらいいか?」を考える。そのとき、私たちは「安く購入できるものがあれば…」「気軽にアートを楽しめる工夫として…」といったことを考えてしまいます。でも、そもそもアートに触れる習慣の無い人にとっては、それらは無縁の代物。どんな所で売っているのかも知らないのに、安くしたから買ってもらえるというのは、よく考えたらおかしなことです。でも、何となく良いアイデアのような錯覚をしてしまいます。本当に興味の無い人にアプローチしたいのだとしたら、「美術館のホームページでチケットの割引クーポンを発行できます!」よりも、新聞屋さんに配って貰った方が美術館に足を運ぶ可能性が高かったりする。少なくても私が初めて美術館に行ったきっかけは、新聞屋さんから貰ったチケットでした。

 

あなた部屋には、どんなアート作品が飾ってありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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情報源は病院と銭湯?

 

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 自分の興味のない分野に触れるのは、とてもよい刺激になります。ただ、女性のファッションについて知りたいと思っても、女性専門のアパレルショップに行くわけにもいきません。そこで雑誌などを読もうとするわけですが、本屋さんで女性誌を立ち読みするのも気が引けるし、美容院に置いてあっても周囲の目が気になる…。そんな人にオススメなのは、スーパー銭湯や個人医院です。本屋さんで読むのと違って、暇つぶしで仕方なく読んでる感が出せるんですよね。まんが喫茶や図書館でもいいかもしれません。

 

皆さんは、関わるのを気恥ずかしく感じてしまうことはありませんか?ボランティア活動や何かのセミナー、知らない人同士が集まるイベントなど、関わりたいと思ってもなかなか行動に移せません。でも、別の方法でなら比較的参加しやすかったりします。例えば男の私が、女性誌を買いたいとしたら、本屋さんで買うのは恥ずかしくても、ネットでなら買えたり…。自分たちが発信することに関わってもらえないのは、求められていないのではなくて、参加しづらいだけだったりします。直接的な方法だけではなく、別の方法で関わることができるようにするだけで、大きく変わることもあるような気がします。

 

あなたは、みんなとは異なる方法で何かに参加したことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

 

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嫌な気分を和ませる?

 

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『マイナスをプラスにするのは難しいけど、マイナスを小さくすることはできる。』人が不快に感じることや、デメリット、それらをプラスに変えるような革新的な発想もきっとありますが、なかなか難しい。でも、マイナス面を小さくすることは意外とできるものです。

 

例えば、工事現場。毎日大きな音が鳴り響いて、工事車両が行ったり来たり…。自分の家の隣で工事が始まって大歓迎なんて人はいません。でも、丁寧な挨拶をされたり、配慮が感じられたりするだけで、不快な気分も和らいだりします。海外では、工事現場の囲いにアートを施したりしますが、きっとそれも同じ。先日、いつも通る道で工事をしていました。炎天下の中、迂回しなければいけなかったので、少しストレス…。でも、そのときの削る音が、「ガガガッ、ガガガッ、ガガガガッガガ♪」と、どこかで聞いたことのあるメロディに乗せられていていました。作業員さんがふざけていたのか、たまたまそう聞こえただけかは分かりませんが、そんなちょっとしたことで気持ちが和んでしまいました。『これは嫌がれること』と諦めてしまうのは簡単ですが、少しの工夫で、『嫌がられるけど協力してもらえること』に変えるたりすることができるのかもしれませんね。

 

あなたは、どんなときに嫌な気分が和みましたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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教えるのは先生より近い人?

 

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 私は小中学校では勉強が苦手だったんですが、それなのに大学進学を目指すような高校に入ってしまいました。もちろん急に勉強ができるようになるわけもなく、先生の授業も話半分で聞いていました。ただ、高校生活を送るうちにやってみたいこと(デザイン)が見つかって、学んでみたい大学もできたので進学を目指すことに…。そんなときに、分からない問題などを教えてもらっていたのは、同じクラスの友達でした。先生に聞けば教えてもらえることではあるんですが、なぜか友達に聞いてたんですよね。みんな、私より勉強ができたので当時は助かりました。

 

先生が教えるよりも、近くの人が教えた方が学びやすいことがあります。私の場合は、先生に聞くのが面倒だっただけですが、それも学ぶときに腰を重くさせる大きな要因の1つ。それが友達ならという理由で行動に移せるのなら、教えてもらうのは友達の方が良かったりもします。「プライドが邪魔をしてあの人には聞きたくない…」「上司に他愛もないことを聞いて評価を下げられたくない…」など、教えてもらう側は先生的な人と距離をとっていたり。教える側は、立場も経験も大きく差がある人に対して教えても、相手が受け入れづらいのではないかと考えてしまったり。教わる側と教える側は、距離が近い方がお互いに受け入れやすいのかもしれませんね。

 

 

あなたは、何か分からないことがあったとき、誰に聞いていますか?

 

 

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ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

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ちがうカタチに否定的?

 

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 先日、書道を学んでいる大学生と知り合いました。書道について無知な私は、ついついたくさん質問をしてしまったんですが、どの質問にも自身の考えを返してくれてとても楽しい時間を過ごすことができました。自分が大学時代を思い出すと、その大学生のように自分なりの考えを持っていなかったなぁ…と。それはさておき、その場に居た周囲の人たちからもいろんな意見が出た質問が1つありました。「本来とは少し違ったカタチで伝わることについて、どう思いますか?」。

 

例えば、テレビ番組に出る書道家。作法に捉われず、ダイナミックで素人でも見応えのある字を書く彼らについて、その大学生は、「例えカタチは変わっても、書道の裾野を広げる意味でいいと思う。深く興味を持っていく中でいろんなことを知ってもらえたら嬉しい。」という意見。一方で、その大学生が通う学校の教授たちは、そんな書道家の人に対して否定的らしいのです。

「書道を広める活動に積極的であっても、本来あるべき姿では無いところを全面に押し出されては困る!」。元の姿から少しでもズレると否定的になってしまうのは、確かに理解できる部分もあります。盆栽もそう。海外の需要が高まったとはいえ、険しい顔をする人もいる。本体とはちがうカタチだから伝わったのかもしれないし、本当に間違った伝わり方をしているのかもしれない。自分たちが正しいカタチで広めたい…。う~ん、難しい課題です。

 

 

あなたは、ちがうカタチで伝わっていくことについて、どう考えますか?

 

 

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ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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1回目に出た案は全部ポイ?

 

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 新しい切り口で企画を考えたい!よくあるモノにはしたくない!…そんなときには良い方法があります。それは、1回目に出た案を全部捨てること。ベタで誰もが思いつきそうなモノを排除できるからです。はじめから採用されないつもりで考えても全く意味がないので、その場を仕切る人にもテクニックが必要で、2回目以降はうまく機能しづらいんですが、比較的簡単に出てきた案を強制的に使えなくしてしまえば、他の考えを出すしかありません。特に、とことん搾りきった後に、そこまでで出た案を却下すればより効果的。

 

とはいえ、せっかく出た案を捨てるなんて勿体ないことはできない…。私もそう思ってしまいます。でもそうしないと、なかなか新しいモノにはならないそうです。自分の経験の中で考えてしまったり、自分の中の常識と照らし合わせたりしてしまうから。それらを全部取られてしまうと、自分に無いモノを新たに見つけるしかなくなってしまいます。それが、新しいモノを考えるもとになるし、自分自身も新しい考え方を身につけることができる。時間に余裕の無いときにこれを実施したり、却下する意図をきちんと説明しないと、案を考えてくれた人たちから反感を買うことになりますので、その点はご注意を。

 

 

あなたは、どんなときにそれまでの自分に無かった発想ができましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

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