デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

英語が書かれていない商品?

 

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『英語が書かれた所持品は持ち込み禁止。』センター試験で新たに決まったルールで、それに合わせてMONO消しゴムの「MONO」を消したデザインが発売されたそうです。青・白・黒のパターンが商標登録されているので、それでも十分にMONOブランドとして通用しますね。それはさておき、英語が一切書かれていない商品って、あまり見かけませんよね。ブランド名が入っていなくても、「MADE IN ◯◯」と入っていたり、品質マークなどに英語が入っていたりします。英語を入れずに商品にするのは大変そう…。 今から商品を変更して販売してもセンター試験には間に合わなそうです。

 

いろんなことに対してアンテナを張っていなさい!と言われますが、これは情報を仕入れたり個人の感性を養ったりすることだけが目的ではありません。社会に敏感でないと、仕事面で大きな損失になることがあるからです。以前、鉄を加工する町工場の方と仕事をする機会がありました。規模も大きいので私が依頼するぐらいの内容なら、立て込んでいてもお願いできるだろうと高を括っていましたが、いざ依頼しようとしたときには、全く対応できない状況になっていました。豊洲市場で使う建材を大量に作らなければいけなくなったからです。その工場がどんな仕事をしているかは分かっていましたが、まさかニュースで知るようなことが自分の仕事に直結するとは思いもよらず…。子供の頃から「新聞を読め!」と言われていた理由が、いい歳になってやっと分かりました。恥ずかしい…。

 

あなたは、いろんなことにアンテナを張っていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

  

 

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白い目で見られるのは?

 

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 昨日の記事に続き、仕事っぽい話で恐縮です。突然ですが、公共の場で小さな子供が騒いでいるとき、皆さんは誰に対して目を向けますか?私の場合は、その子供の親。子供がはしゃぐのは当たり前で、騒いではいけないとときに注意するのが親。だから、騒ぎっぱなしのときは親がわるいと考えてしまいます。周囲の大人が注意してもいいんですが、今の時代、どんなとばっちりを受けるか分からないので難しいですよね。子供がお店の商品を壊してしまったり、粗相をしてしまったりしても、基本的には親が責任を取ります。

 

例えば、私はデザインの仕事をしていますが、誰かを介して仕事を依頼された場合、デザインに満足してもらえなかったとしても不満は私には向きません。私に指示をした人が責任を取ります。白い目で見られるのは私ではなく、その人。それが分かっているので慎重に対応します。私が知っているある会社では、スタッフが仕事の期限を過ぎても終わらなかったりすると、自分がわるく見られていると勘違いをしています。でも実際にわるく見られているのは上司や会社。裏で菓子折りを持って謝罪に行ったりしていますが、その上司もデキる人なので、絶対に部下は連れて行きません。責任を取るのは自分だから。上司とはそういうものだと考えて甘える人もいますが、自分のせいで他の人が頭を下げていると思ったら、とてもじゃないけど手を抜くことなんてできません。

 

あなたは、お店の商品に不備があったとき、それを作った人に対して文句を言いますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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挑戦させてもらえるまで?

 

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 社運がかかった大きな仕事。その仕事で、今までにないような斬新な企画をやらせてください!と言っても、十中八九賛成はしてもらえません。でも、社内で配るA4サイズ1枚の案内だったら、好きに作っていいよと言われるかもしれない。その案内の評判が良かったら、また同じように任せてもらえて、毎回評判が良ければ会社案内を作らせてくれるかもしれない。その会社案内がきっかけで取引先が増えれば、最終的には社運をかけた大きな仕事だってやらせてくれるかも。

 

実績は、簡単なところから積み上げる。特に、うまくいった前例を踏襲する傾向がある会社では有効で、任される範囲で実績を上げるのが良いスタートになります。私はある会社に入社ときにそこでやりたいことを持っていましたが、それがやらせてもらえるようになるまでは目の前のことで成果を上げなければならないと思いました。2つも3つも先のことをやろうとすると、相手の顔が曇るんです。でも1つ先のことなら「やってみれば?」と。やりたいことをやらせてもらえないとき…。それは、まだやるだけの信用が無いだけなのかもしれません。今までのやり方を気にするタイプの人の方が、実際はやりやすかったりします。

 

あなたは、どうやって大きなチャレンジをさせてもらいましたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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お試しフリーランス?

 

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 フリーランス。自由なイメージがありますが、何の保証もないフリーランスはただ自由というわけではありません。私はデザインの仕事をしていますが、作業をしたからといって報酬をもらえるとは限らず、すべて成功報酬。相手が満足してはじめてお金をもらえます。納期に遅れることなんて許されませんし、必要なものがあっても欲しいタイミングで自由に買うことなんてできません。打ち合わせをする場所だって自分で確保する。きれいごとっぽいですが、私はフリーランスになって他の人に感謝する気持ちが強くなりました。仕事を取ってくる営業の大変さも経理業務の手間も、頭で理解しているのと体感するのでは全く別。会社にいたときに、いかに他の人に支えられていたかが身に染みます。

 

最近は、インターンが流行っていますが、一度フリーランスになってみる経験はとても良いのでは?と思ってしまいました。社内でいろんな部署に異動して学ぶ以上に、経営的な目線で物事を見るようになるからです。理由も無く納期に遅れて平然としている人を見ると、その仕事を取るための裏側の苦労や、納期遅延による減額や取引中止、謝罪などいろんなことが頭をよぎってしまうんですよね。一度、フリーランスを経験してみる…いかがでしょうか?

 

あなたは、他の仕事をしている人の有り難さをどんなときに感じましたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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よく分からないからストレス?

 

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 私は他人や周囲に合わせるタイプではありませんが、それでも「ここは合わせた方がいいのかなぁ…」と考えたりします。合わせなくていいと言われたとしても、そこの何かしらのルールが見え隠れすると、合わせなくてはいけないプレッシャーがあるから。このブログをはじめてからたまに他のブログを読んでいますが、私は読ませてくれてありがとう程度に星を1つ付けています。でも、他の人は3つ付けていることが多い。そうなると、「最低3つみたいなルールがあるのか?」と考えてしまいます。けれど、誰に聞いたらいいのか分からないし、別に合わせる必要がないのかもしれません。

 

先日、ある人から新入社員がどんなストレスを抱えているかを聞かれました。新しいコミュニティに加わったばかりの人はこんなことを気にしているのでは?と前述のような話をしたんですが、やっぱり似たような不安を抱えていたそうです。聞けば分かることでも、聞く人ばかりではありません。聞いたら聞いたで、知っているのに合わせないのかといった見られ方をしてしまう場合も。就業時間が終わり、「すいません、お先に失礼します。」と言うのはまさにそれ。みんながまだ仕事をしているのに先に帰る申し訳なさよりも、残業するべきか否かのよく分からないルールの中でモヤモヤしているような気がします。「すいません、(この会社のルールはよく分からないけど、私は)お先に失礼します。」

 

あなたは、よく分からないことがストレスになった経験はありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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代表作で覚える?

 

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 俳優さんが売れるタイミング。すべてではありませんが、一番多いのはヒット作に出演したときだそうです。「あの〇〇に出演してた佐藤さんね!」と、代表作をきっかけに覚えてもらえるからです。「あっ、あのCMに出てる人だ♪最近よく出てるなぁ」。デザイナーも似ていて、「(みんなが知っている)アレをデザインした人ね!」と言われて、はじめて覚えてもらえるようになります。「私はアレの立ち上げに携わっていたんだよ!」と有名な商品やブランドの名前を出す人がいますが、それは半分自慢で、半分は覚えて欲しいから。

 

代表作で覚える。悲しいかな私はまだこれといった代表作が無いので、なかなか覚えてもらえません。そんな私が言うのもおかしいんですが、自分を覚えてもらいたい人は何か代表作を作ってみてはいかがでしょう。それは、必ずしも大きな仕事や有名なものでなければいけないわけではありません。他の人がやっていないような珍しいことでもいいし、普通のことでも毎日続けていたらそれがアイコンになるかもしれない。私が唯一最近言われるのは、「毎日マンガを描いてる人ね!」。それが良いかは抜きにして、覚えてもらうきっかけはとても大事なので、ぜひ自分と言えば〇〇を作ってみてください!

 

あなたが、1回しか会っていないけどよく覚えている人は、どんな人ですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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デザインに必要な情報量?

 

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 自分の奥さんに「カレーを作って」と言われたら、すぐに作りはじめます。顔見知り程度の人に「カレーを作って」と言われても、すぐに作りはじめることはできます。どちらもすぐに作ることができる。でも、前者と後者の間には、圧倒的な情報量の差があります。生活習慣、好みの辛さやドロドロ具合など、奥さんのことをなんでも知っているから奥さんに合わせたカレーになる。一方で、顔見知り程度の人にいきなりカレーを作っても、その人のぴったり合ったカレーにするのは至難の業。だから、後者の場合は色々と聞いて情報を得ないといけません。

 

よっぽど頭が切れる人を除けば、何かのデザインを頼まれてすぐに着手する人のほとんどは、下準備ができていません。デザインするための情報量が足りていないんです。つい最近、「このデザイン、どうしたらいいか分からなくて…」と相談されましたが、半分いじわるで「私も分かりません」と。もちろんその後に、デザインに落とし込むための情報を集めて整理するように促しました。それをやった後はスムーズにデザインが進んでいて、相談してきてくれたその人にとっても良いきっかけだったと思います。それまで、感覚で対応できていたことができなくなって、はじめて気付く。自分もそうだったなぁと駆け出しの頃を思い出してしまいました。日本人が好むカレーは感覚で作れたとしても、インド人が好むカレーは調べないと作れませんよね。

 

あなたは、手を動かす前に必要な情報を集めていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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まずは自分が欲しいモノから?

 

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 学生時代、「自分が欲しいのモノを作れるようになりなさい!」と教えられました。他人の、ましてやたくさんの人たちが欲しいモノなんて、究極を言ってしまえば分かりません。でも、自分の欲しいモノなら分かる。まずはそれを具現化できるようになれということでした。これを教えられてとても良かったのは、自分が欲しいモノは何なのか?を整理できるようになったこと。「こんなのもいいし♪あんなのもいいし…♪」といった曖昧な自分の頭の中を整理して、どんなモノにするべきかを考えるようになったからです。結局、この過程が、他人や大勢に向けたときも同じように必要なんですよね。

 

だいぶ前にこのブログで紹介しましたが、私は自分が欲しい財布を作ったことがあります。どこのお店に行っても該当する商品が見つからず、それならと工場を探して作ったんですが、完成した財布には満足したものの、「ここがもう少しこうだったらなぁ」と具現化しきれていない部分が所々ありました。そこで、欲しいモノをカタチにする難しさを痛感したのを覚えています。50個ぐらい作ったその財布は、有難いことにたくさんの人に使ってもらっていますが、先日、身近な先輩のものがついに壊れてしまいました。「エイジングを楽しむ財布なので、最低10年は使えるようにしたかったんだけどなぁ…」。

 

あなたは、自分の欲しいモノを作ったことがありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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基本のポーズ?

 

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 よく見せる手法はいろいろとありますが、モノによっては基本の見せ方があります。特に1枚の写真で見せるようなときは、その基本を抑えた方がいい場合も…。例えば、時計。基本的には時計の針を10時10分に合わせた状態で見せるのが美しいと言われています。だから、別の時間を差している状態にするときは、何か特別な目的があるとき。車の写真だったら、正面寄りの斜めから前輪を少し曲げた状態で撮影するのが基本で、全容を1枚で伝えるなら基本がよかったりします。

 

見せたいところはたくさんあって、「自分はココを見せたい!」と思って撮った写真なんかは確かに魅力的に見えたりします。その特徴がしっかり伝わるなら、何も問題は無さそう…。でも、他の部分がよく分からないとしたら、その写真では役割を果たせていないかもしれません。人によって見たいポイントはちがいますが、それらを満たしているのが基本の見せ方だったりします。オリジナルにこだわることもとても大事なことですが、基本にのっとって伝えた方がよい場合もある。何事もまずは基本を抑えておきたいです。

 

あなたが、基本を守ろうと思ったときはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

  

 

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一見だから難しいだけ?

 

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 某女性人気アイドルがファッションブランドのイメージキャラクターに起用され、そのブランドの服を着た写真集が店舗で無料配布されるというニュースを見ました。しかも、そのお店で商品を購入した人に限定版をプレゼント!という内容。「…これ、そのアイドルの男性ファンは欲しいと思うだろうなぁ。でも、どうやって手に入れるんだろう?」と、ふと考えてしまいました。メンズ商品を取り扱っていないブランド。一見、入手困難に思えます。

 

皆さんがそのアイドルの男性ファンだとしたら、どうやってその本を手に入れますか?女友達に頼む。思い切ってお店に行く。お店の出口でお客さんに声を掛けて譲ってもらう。ネットオークションに出ていないか探す。など少し考えるといくつか方法論が出てきます。中には、自分が女装して普通にもらいに行くなんてアイデアも出るかもしれません。それらが現実的かどうかはとりあえず置いておいて、一見すると難しそうなことは、一見だけだから難しいことで、よく考えたら意外と解決策が見つかったりします。自分に関係の無いことでも、もし難しそうなことに出会ったらチャンス。みんなが難しいと思うことは、踏み込んでないから難しいと思われているだけだったりします。

 

あなたが、やってみたら意外とできたことは何かありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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NGワードから考える?

 

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 何にでも使用を避けるネガティブな言葉があります。会社だったら、倒産・潰れる・赤字…。家具だったら、壊れる・有害塗料・日本製ではない…。人なら、裏切る・八方美人・礼儀知らず…など。でも、これらのNGワードをあえて使うという発想もアリ。例えば、会社のスローガンを考えるとなると、大抵は「栄光ある未来に向かって!」と言ったポジティブな言葉を使いますが、「絶対に倒産させない!」のようにNGワードを使ってもおかしくない表現にすることができます。抽象的なものが具体的になることも。

 

ネガティブな言葉が思い浮かぶと、私たちはそれを隠そうとしますが、かえって不自然に感じることもあります。「土鍋でお米を炊くと美味しい」と言われればその通りだと思いますが、「手間」や「面倒」を連想させないようにしているという見方もできる。それなら、あえて「面倒」という言葉を使って「面倒だけど、土鍋で炊くと美味しい!」にしてもいいかもしれません。自分が自然と思い浮かんだ言葉は、見る人も自然と思い浮かぶかもしれない言葉。だから、それがネガティブな言葉だったとしても、あえて使った方がスッと入る表現になることもあるような気がします。

 

あなたは、ネガティブな言葉を避けていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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読んで欲しいなら顔のとなり?

 

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 人が一番関心があるのは『人』。私のように他人にあまり興味のないタイプの人でも、少なからず関心を持ってしまいます。だから広告には有名人に限らず人を入れることが多く、知らず知らずのうちに私たちはその広告を見せられているんですよね。でも広告主は、別に広告に載せた人を見てほしいわけではなく、商品のPRをしたいわけです。ただ、キャッチコピーや商品名を読んでもらうのはとても難しい。そこでどの広告も、見てもらいやすい人の顔のすぐ近くにキャッチコピーを載せています。興味のない内容でも、顔の隣なら2番目に見てもらえるかもしれないから。

 

このデザインなら最初にここを見るはず!とどんなに自信があっても、実際はそうなるとは限りません。大きな文字にしたり、目立つ表現にすれば見てもらえるというのは、こちらの勝手なイメージです。文字だけで読んでもらえる秀逸なデザインも確かにありますが、基本的には相手が興味を持っていない限り、読んでもらうのは難しい。一流のデザイン会社が手掛けた広告がズラリと並ぶ電車の車内を見渡せば、それが難しいことだとひと目で分かります。自分が伝えたいことを見てもらうために、見てもらいやすいモノを活用する。自分の伝え方でなかなか伝わらないときは、他の何かの力を借りるという方法もあるかもしれません。

 

あなたは、履歴書を見かけたらはじめに顔写真を見てしまいませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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まさかの広告起用?

 

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 このブログでは、はじめた当初から4コマ漫画を掲載していますが、あえて特徴のないキャラクターを適当に考えました。キャラクター性が強いと、中身よりもキャラクターが勝ってしまったりするからです。ただ、そんな何でもない漫画の登場人物を、先日ある企業の広告に起用していただきました。自ら発信することはありましたが、声を掛けていただいたのはコラムの寄稿以来です。なんだかんだこの漫画に愛着は湧いているので、素直に嬉しかったです。

 

ちなみに今回の起用理由は、「特徴が無いから」。キャッチコピーを一番に伝えるため、強い写真や個性的なキャラクターは逆に求められていなかったんです。〇〇についての広告だと伝える役目が果たせればいい。だから、通常の有名キャラクター起用のように、そのキャラクターの特徴やアニメの魅力で注目されるようなものではありません。偏ったイメージを与えにくく主張しすぎないビジュアルが功を奏したんです。私自身も際立った個性や、特技がありませんが、必要としてくれる人がいてくれて仕事ができていたりします。なんでもないから必要とされることもきっとある。そう思って何とかデザインの仕事を続けています。

 

あなたは、何でもない普通を求めたことはありますか?

 

 

 

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失敗できないから集中する?

 

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 長年お店を続けているであろうクリーニング屋さん。そのお店の前には、手書きの料金表が大きく貼ってありました。模造紙に書かれた文字は、正直読みやすいとは言い難いものでしたが、丁寧に書いたものだとひと目で分かる趣のある雰囲気。その料金表からは、「きっと仕事も丁寧なんだろうな~」と、料金情報以外も伝わってきます。そのお店の前を通るたびに、当たり前なのに忘れてしまいがちな大事なことを教えられているように思います。目的だけ果たせばよいわけではない…。

 

写真だったら、デジカメやスマホで撮影したものよりも、フィルムカメラで撮影したものの方が、やっぱりチカラが強い。撮影するときの緊張感や1枚にかける想いの入れ方が、作品に表れてしまうような気がします。例えば小さなことですが、私は仕事でメモをするときは裏紙(印刷ミスや不要な書類の裏をメモとして有効活用する)を使いません。新品のコピー用紙を使います。会社員のときは「贅沢だ」と言われましたが、やっぱり書くときの気持ちの入り方がちがって…。裏紙だと「どうせ捨てる紙だから」が、どこかに入ってしまうと思っています。きっと、クリーニング屋さんのメニューも、模造紙に手書きしたものだからチカラがあるのかもしれませんね。

 

あなたは、失敗できないときは集中していたりしませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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うちのアートはカレンダー?

 

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 私が一番身近に触れてきたアート。それは、実家の壁に掛かっていたどこかで貰ってきたカレンダーに印刷されていた絵画です。お金持ちの家やアート作品が好きな人は別として、部屋に絵画やアート写真を飾るような習慣が無い人にとって、カレンダーはとても身近にアートに触れられるものだったと思います。

 

例えば、「アートを部屋に飾ってもらうにはどうしたらいいか?」を考える。そのとき、私たちは「安く購入できるものがあれば…」「気軽にアートを楽しめる工夫として…」といったことを考えてしまいます。でも、そもそもアートに触れる習慣の無い人にとっては、それらは無縁の代物。どんな所で売っているのかも知らないのに、安くしたから買ってもらえるというのは、よく考えたらおかしなことです。でも、何となく良いアイデアのような錯覚をしてしまいます。本当に興味の無い人にアプローチしたいのだとしたら、「美術館のホームページでチケットの割引クーポンを発行できます!」よりも、新聞屋さんに配って貰った方が美術館に足を運ぶ可能性が高かったりする。少なくても私が初めて美術館に行ったきっかけは、新聞屋さんから貰ったチケットでした。

 

あなた部屋には、どんなアート作品が飾ってありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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